将来子供を留学させたい、英会話教室はどう活用すべき？

こちらでは、将来子供を留学させたいという親御さん向けに、英会話教室はどのように役立ち、どのようなメリットがあるのかを、詳しく掘り下げて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

まずは、海外留学をするメリットについてのお話から

忌憚なく申してしまいますと、英語（あるいは他の言語も含めて）のスキルを上げたいという“だけ”なら、必ずしも海外留学を行う必要はありません。それこそ、その分の費用をかけて、国内にあるレベルの高い語学学校に通えば、着実に語学レベルはアップさせることができます。

では、海外留学を行う目的・メリットとは何でしょうか？端的に言ってしまえば、日本国内ではなかなか習得できないカリキュラムや文化、価値観、考え方に触れ、また異なる考え方の相手とどのように向き合うのかを考え、身に着けるためということになります。

例えばアメリカの場合、大学の授業においてはペーパーテストだけではなく、自分がリサーチした研究内容を聴衆の前で発表するプレゼンテーションや、特定のテーマに対して、賛成と反対に別れ議論を行うディベートなどが課題として行われます。

これはあくまで一例ですが、そうした日本とは異なる文化や慣習、やり方に触れ、見分を広めていくというのが留学を行う最大の意義であり、メリットなのです。英語はそのための手段であり、必要な条件、資格と考えるべきでしょう。

留学に備えて、英会話教室に通うメリットは

　語学のレベルを予め、向上させておく

繰り返しになりますが、留学とは語学のレベルを上げるためではなく、現地でなければ体験できない学問や経験を身に着けることが目的です。そのための事前の準備として、英語のレベルを予め向上させておくというのは、有意義かつメリットのあることと言えます。

とりわけ、現在40代から50代位の親御さん世代は、中学・高校時代に、文法や読み書きに重きをおいた英語教育を受けたせいで、英語を日本語に一旦置き換えて考える癖がついてしまっており、またネイティブと実際に会話するという機会も無かったというのが現実でしょう。

その点、お子さんがまだ幼い年ごろから英会話教室に通い、ネイティブの講師と触れ合いを重ねれば、英語自体への親しみが増すのはもちろん、英語で直接物事を考えることができる英語脳を発達させやすくなります。

加えて、ネイティブ講師という異なる文化の人間と日常的に触れることができ、前述した海外での異文化体験を行う上での予行練習にもなります。

　個性や性格形成にも、英会話教室は有効

それこそ親御さん世代になればお分かりになると思いますが、人間というものは年齢を重ねるにつれ、考え方や発想といったものが、どんどん狭まっていってしまいます。とりわけミスや失敗をしないことを重視し、無難な考えや言動を行ってしまいがちです。

その点、幼い頃から英会話教室に通い、ネイティブの教師と接すると、失敗を恐れず、何事にもチャレンジしようという気概を持つ子の割合が多くなるという傾向があります。多くの英会話教室では、失敗を叱らず、楽しみながら学んでいくというやり方を実践しています。

それこそ、幼い子供でも、個性というのは様々。活発な子、物静かな子、恥ずかしがり屋な子、甘えん坊な子など、そうした個性を矯正することなく楽しみながら英語を学ぶことで、子供たちは失敗に臆することなく挑戦できるようになり、また成功体験を重ねていくことで、自分に自信が持てるようになるという効果ももたらします。

子供向けの英会話教室には、語学力の向上はもちろんですが、こうした情操教育の面でも大きなメリットがあるのが、見逃せないポイントとなっています。